求人の依頼

金曜日、アポなしで、いきなり「求人のお願いがありまして」と、某印刷会社さんの担当者が求人票を携えてキャロットに見えました。キャロットとは取引のない印刷会社さんでしたが、「いい人(求人)がいなくて困ったよ!」と、知り合いの同業者さんをいくつか訪ねてそんな話をしたところ、「キャロットの生徒さんならいいと思うよ!」と、あちらこちらで話が出たので、そのまま弊社に足を運んだということでした。

 

とても嬉しいかぎりです。その担当者の方の話によると、ハローワークにデザイナーの求人受付を出したのは数ヶ月前、以後、何人もの応募者が会社を訪れたというのですが、やはり、この人!という方は残念ながらいなかったようです。すぐにでも欲しいのですが、やはり即戦力のある(実績のある)人となると、ハローワークからではなかなかみつからない、と実感したそうです。

 

「デザイナー」と言っても、私たちの仕事は多種多様にわたっています。しかし経験のない人、また芸術系の学校あがりの人は、現場をまったく知らないので、アプリケーションの操作方法さえ知っていれば、この業界のどんな仕事でもできると思っています。とんでもないことです。操作方法だけでしたら、現場即戦力の全体を100%と考えたら、いいところ2〜3%程度です。つまりまったく使えないということになるのですが、それがなかなかそれがわからない人が多く、こうした求人にとびつくのも、よく聞く話です。

 

当たり前かもしれませんが、社会的常識、忍耐力、責任感、そして大事なことは文字を大切に扱える人、文字に対する普段からの知識や興味を持っている人がこの仕事に向いています。文字にキチンとした知識を持っていないと印刷物ですから刷り直しの危険性があり、それはひとつ間違えば会社が傾いてしまうことも決してなくはありません。ですから文字をおろそかにする人は会社にはいらないのです。そしてアっと驚くようなデザインもまったく以て必要としていません。商業デザイナーはアーティストではありませんので。